子どもの勉強時間
子どもの勉強時間はどれぐらい? 勉強時間を増やすには どんな勉強をすればいいの?

勉強時間の増やし方って?

いきなり勉強時間を増やす!といっても学校もありますし、遊びたい盛りですし、学校の宿題だってありますし、そもそも勉強をやってくれないし…となかなか実行できませんよね。勉強時間を増やすにはどうしたらいいのでしょうか?

とにかく先ず進める

席に着く=勉強を習慣づけよう!

勉強時間を延ばすコツは即、行動する事です。
「今忙しいんだよね」「やる気出ないな~」と言ってなかなか勉強しないお子さん、いらっしゃいませんか?
経験談からいうなら、そういう子はいつまでたっても勉強なんて始めません。いろいろと理由をつけて後回しにしようとします。

勉強するのに大切なのは瞬発力です。
いかに勉強する姿勢に切り替えが出来るかが鍵を握ります。
勉強する時間を設定しましょう。
学校の授業と同じ様に、その時間になったらすぐに勉強を始めるという習慣を付けるのです。

とはいえ、いきなり難しいと思うので、先ずは時間になったら勉強する席に着くことから始めましょう。席に着く習慣をつけ、勉強を始める事で、席に着く=勉強という姿勢を取れるように条件付けしましょう。

無駄な時間を活用する

空き時間を有効活用しよう!

勉強時間を増やしたいけれど、いろいろやる事ややりたい事が多すぎて、なかなか時間が捻出できないなんてことありませんか?
そんな時に有効なのが隙間時間の活用です。

お子さんの1日を振り返ってみてください。
例えば、朝学校に行くとき、ご飯を食べ終わって学校には少し時間があり、TVを見たりボーっとしている時間はありませんか?
帰宅して、おやつを食べ、勉強をする前にちょっと一息ついてる時間や、勉強をやろうにもやる気が出なくてダラダラしている時間。晩ご飯を食べ、お風呂から上って寝るまでの隙間時間、ありませんか?
これらの時間をまとめれば、かなりの時間を捻出できます。

勉強、遊び、ご飯、睡眠などの時間をうまく調節し、無駄な時間を減らしましょう。
生活にメリハリが出てきて充実した毎日を過ごせます。
もちろん、どう頑張っても他の予定をずらせなかったりもしますよね。
そういった場合は、机に向かわなくても出来る勉強の方法を考えましょう。
リスニング系のCDを聞いたり、携帯学習ゲームをしたり、読書をしたり、漢字や英単語を覚えたりならちょっとした時間に簡単に行えます。
特に暗記科目などは、机に向かって勉強するよりも、ちょっとした空き時間に行うのが有効です。

目的を作る、ゴールを明確にする

勉強する理由

「何で勉強しなきゃいけないの?」とお子さんに聞かれた事はありませんか?
大人でもそうですが、子どもは意味もないのに面倒な事なんてしたくありません。それが嫌いな勉強だったらなおさらです。

どうして勉強をするのか、どうして嫌いでもやらなければならないか、勉強をする目的をきちんと説明しましょう。
この時、お子さんの将来の夢などに沿った話をすると良いでしょう。
例えば、先生になりたいお子さんには、どうやったら先生になれるのか、どんな学校にいってどんな勉強をしなければならないかなどを簡単に説明してあげてください。年長のお子さんなら、勉強をする事のメリットやデメリットを教えてあげるのも効果的です。

また、夢がない、分からないというお子さんなら、この期に一度夢について話し合ってみてください。
夢をもっているかいないか、勉強の目的があるかないかで学ぶ姿勢は大きく変化します。
かないそうもない夢でも、簡単ににかなう夢でも構いません。
ゴールを設定するという事が大切なのです。

勉強時間を増やす事はゴールではありません。
お子さんの夢をかなえるひとつの手段なのです。

目標を設定する

目標を達成して自信をつけよう!

目標とは目的を達成するための中継地点のようなものです。
いくつかの中継地点を経由し、目的の最終地点、ゴールに到達します。

勉強において目標を持つ事はとても効果的です。目標を持って物事を行うと、作業効率がアップしたり、達成感を得る事ができ、モチベーションも上ります。お子さんが小さな内はご両親が決めても構いません。その場合、可能ならばいくつか選択肢があると良いでしょう。やらされてるという気持ちはNGです。お子様が自分で選んだ、自分で目標を設定したということが大切です。お子さんの自立の助けにもなります。

また、目標設定で大切なのが無理な目標を立てない事です。
「毎日5時間勉強する」「宿題を全て30分以内に終わらせる」「塾を3年間一度もサボらない」「問題集を3冊やる」など、目標を上に設定しすぎていませんか?
もちろん、そのほうが燃える!という人もいます。なぜなら、目標は評価されるという事と隣り合わせだからです。
目標を達成すると、周囲はその事を称賛します。しかし、達成できなかった場合、「できない人」というレッテルを貼られてしまうのです。
目標を高く持ちすぎると達成が困難になり、モチベーションの低下、ひどい場合は「自分は何も出来ない、やっても無駄だ、どうせまた失敗する」と思い込んでしまう事もあります。
目標は高くてもギリギリ達成できるレベルのものにしましょう。また、初めは自信つける為に絶対達成できる目標を立て、確実に達成できるようになったら段階的に目標を上げていきましょう。難しい単元に入った場合や目標を達成できなかった場合は今までより急激に目標を下げる事も効果的です。

どんな小さな目標でもかまいません。
確実に達成し、自信を付ける事が重要なのです。

環境、場所を変える

机の上は勉強用具だけ!

勉強をする上で場所や環境というのは非常に重要です。
勉強をする机の上が汚いと注意が散漫になったり、近くにゲームや漫画があったりするとそちらに気を取られてしまいなかなか勉強が進みません。
机の上や付近は出来るだけ物を置かないようにしましょう。
勉強机が片付かない場合は居間やダイニングのテーブルが効果的です。すぐに片付けられますし、勉強中目が届きます。

勉強中は、小学校低学年までのお子さんでしたら一緒に勉強を見てあげてください。
高学年からは付近で見守ってあげたり、隣で本を読んだり、一緒に自分の勉強したりましょう。
このとき、場合によってはご家族の話し声、生活音が勉強の妨げの原因になります。
ご家族と協力し、勉強中は静かにするなど、お子さんの快適な学習環境を作りましょう。

休憩をこまめに取る

休憩をはさんで効率を高めよう!

やりたくもないものをひたすらやり続けて集中力をなくすよりも、休憩を挟んでリフレッシュしたほうが効率はぐんと上ります。
長時間の勉強の場合は休憩をきっちりとって勉強にメリハリを付けましょう。

休憩を入れるタイミングは人それぞれですが、休憩時間の目安は5~15分
中でも10分が最も効果的です。
5~30分刻みなら小休憩5分
40~50分なら通常10分
1時間~1時間30分と長時間の場合は15分など、
勉強した時間に分けて使い分けをしましょう。

また、休憩中はテレビや読書、パソコン、携帯、ゲームなど視覚的訴えてくるものや頭を使う事はしないようにしましょう。
休憩なのにリラックスできず、逆に疲れてしまいます。
仮眠を取ったり、おやつを食べたり、散歩をしたり、音楽を聴いたりしてリフレッシュしましょう。集中力が高まります。

時間帯を変えたり、分散させる

まとまった勉強時間を確保できなかったり、なんだかやる気が出ない場合は時間帯を変更したり、分散させる事もお勧めです。
気分転換になりますし、時間帯によって集中力が増したり記憶が定着しやすかったりします。
特に朝や、中学生のお子さんでしたら夜寝る前もお勧めです。

朝、空腹時、寝る前


すがすがしい上にアドレナリン&ドーパミンの効果から集中力とやる気が出ていて勉強に最適です。前の日にやった事をわりと覚えているのでスラスラ勉強ができ、やる気にもつながります。短時間でもかなりの効果が得られます。
※勉強のせいで学校に遅刻したり、朝ごはんを食べられない、なんて事にならないように時間をきっちり確保しましょう。
空腹時
空腹とは生命にとって危機的な状況であるため、これを回避するために、注意力や記憶力が促進されます。逆に満腹だと消化にエネルギーを使うため、脳の働きが鈍くなったり眠くなるなど勉強には向きません。夕飯前などの空腹時に勉強するのも効果的です。
※極度の空腹の場合は健康に問題が生じますので無理はさせないようにしましょう。
寝る前
脳は寝ている間に記憶の定着を行います。何かを覚えた後はテレビを見たり本を読んだりせずにすぐ寝た方が記憶に残ります。英単語などの暗記や簡単な予習に最適です。勉強が終わったら、何もせず、すぐに布団に入るようにしましょう。また、その内容を朝復習するとさらに効果的です。
※寝る時間が遅くなったり、睡眠時間を削ったりしないように注意が必要です。

大切なのは集中力

いろいろな勉強方法がありますが、すべてに共通する一番大切なものが集中力です。
勉強時間を増やすには集中力が不可欠です。どんなにがんばって長時間勉強しても、意味も分からず作業的に問題をこなしていたり、だらだら時間をかけていても意味がありません。頭にインプットされないからです。
それならば長時間勉強するよりも短時間集中できる分だけ勉強したほうがはるかに効率的です。つまるところ、勉強時間を延ばす鍵はいかに集中状態を継続出来るかに掛かっているともいえます。
子どもの集中できる最大の時間は授業と同じ45~50分です。年齢によって増えたり減ったりもしますが、苦手な教科の場合の集中力はこれよりもっと下がります。逆に得意な、好きな教科では集中力はグッとあがります。
集中力を上手くコントロールし、勉強時間を延ばしましょう。
集中するには…
・自分が興味や関心のあるものは、身近に置かない
・好きな音楽を聞いたり、深呼吸をするなど、リラックスして「集中エネルギー」を高める
・集中ワードを口にしたり、あるいは自分が集中できた時の直前にやっていたこと(コーヒーを飲む、入浴する、など)をするなど、「集中儀式」によって、脳の集中スイッチをオンに!
集中している間は…
・休憩を定期的に入れて、消費された「集中エネルギー」を再び補充する
・「環境音」で気が散る雑音を消す
・「小刻みな目標」と「集中ワード」で脳を活性化

※集中ワードとは自分が楽しくなれるワードです。
集中をしているとき、脳はドーパミンを出しています。このドーパミンをうまく使い集中力を上げましょう。ドーパミンは楽しい時に大量に放出されます。楽しんでいるとき=集中しているのです。勉強を楽しみましょう。

塾と家庭学習

塾と家庭学習

てっとり早く勉強時間を増やすなら塾に通わせるという方法があります。
家庭学習で勉強時間を増やすのが不可能というわけではありません。
きちんと自己管理が出来ているお子さんなら言わなくても勝手に勉強しますし、逆に塾に行っているこの方が勉強時間が少なかったり、学力が低かったりもします。

勉強時間は増やすだけなら誰でも出来ます。
だからこそ、その時間の掛け方に気を配らなければならないのです。

学習塾では先生が教えてくれ、環境、設備、教材がそろっており、一緒に勉強する仲間も居ます。
もちろん、これらを家で行う事も可能です。教えるのは先生でなく、保護者の方でも出来ます。環境も先に触れた通り改善が可能ですし、教材も参考書を買えばいいと思います。勉強する仲間が欲しいなら、お友だちやご兄弟と一緒にやる事も可能です。
しかし、これらを全てこなそうとするのは一般的にかなり難しいです。

また、塾と家庭学習の一番の違いは時間の確保です。
おうちで勉強しようと思うと、勉強する時間をさまざまな用事や事象、誘惑を踏まえ、自分で時間を設定、捻出しなければならないのです。
その点、塾では時間をわざわざ捻出する必要は有りません。決まった時間に塾に行って勉強し、決まった時間に帰ってくれば良いだけなのですから。
塾は時間とその時間を有効に使うための手段を提供してくれるのです。

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