子どもの勉強時間
子どもの勉強時間はどれぐらい? 勉強時間を増やすには どんな勉強をすればいいの?

勉強時間の内容

家庭学習の柱は予習、復習、宿題3つです。
この3つをバランスよく割り当て、勉強を行いましょう。

勉強する科目、教科

宿題は学校から課されたノルマです。必ず最優先でやりましょう。
宿題が主要教科(国語、数学、英語など)のどれかならば、勉強時間に含めても構いません。
場合によっては宿題が多すぎて、他の勉強が出来ない事もあるでしょう。ただし、宿題とは全員がやる必要最低限の当たり前の勉強です
もちろん宿題をやってこない子や適当にやっている子もいますが、もしも全員が同じ宿題だけを行っていたなら、学力に大きな差異は生じないはずです。
差異は宿題以外のもので決まります。
授業態度や才能、理解度などもそうですが、宿題以外の勉強も大きな要因のひとつです。
学力向上には宿題だけではなく、予習や復習もしっかり行うことが大切です。

勉強する科目、教科

予習、復習

小学生のお子さんはあまり予習は必要ではありません。毎日の宿題や復習、反復練習のほうに時間を割いたほうが適切だといえるでしょう。(ただし進学校や、塾で勉強を習っているお子さんは別です。)
重要なのは中学生からです。
小学生までは授業を受けていれば勉強しなくてもある程度の成績は取れますが、中学生からは覚える教科も量も一気に増え、スピードも早くなり、部活も定期テストもあります。小学生のときのように勉強しているといつも間にか授業が分からなくなり、気付いたらひどい成績に…なんてことも良くあります。
もちろん復習をしっかりやっていればこんな事にはなりません。
では、なぜ予習を行うのでしょうか?

予習は授業を円滑に行うための勉強です。
勉強を事前にやっておけば授業がいつもより分かりやすくなりますし、授業自体が予習の復習になり、より知識が定着します。
予習は分かるところと分からないところを仕分けるために行います。
予習勉強は復習に比べて大変簡単です。教科書を読むだけでも構わないのですから。
その時点でわからない、難しい所があっても大丈夫です。自分が分からない所を把握し、その点を中心に授業を集中して聞いたり質問をすれば良いのです
むしろ授業は分からないとこだけ聞いておけばいいのです。他の部分は予習でやったのですから、復習をしっかりやれば問題ありません。
これを行う事で、復習の際に「理解できない、分からない」を減らす事ができ、時間を有効に使う事が出来ます。

勉強する科目、教科

復習は勉強の中でもっとも大切!

エビングハウスの忘却曲線の通り、人は物を覚えてもすぐに忘れてしまう生き物です。
そのため、復習は勉強の中で最も大切です
復習のみしっかりやっていれば他の勉強は必要ないとも言えます。それ程に復習の効果は絶大なのです。

復習は繰り返し繰り返し勉強することで、脳に習慣のように定着させます。
この時、お子さんの将来の夢などに沿った話をすると良いでしょう。
小学生の間は単純な計算問題、暗記、書き取りなどの反復勉強で構いませんが、中学校からは勉強に対する理解度が求められてきます。問題を理解、区別し、それに見合った解き方を自分なりに考えなければならないのです。これには何よりも経験がモノをいいます。
何度も復習をし、覚え、類似問題に対応できるようにしましょう。

復習の頻度は小中学生でしたら1~3回程度です。その際、間隔を明けて複数回に渡って復習をすると良いでしょう。
また、苦手な教科は他の教科より少し多めに復習しましょう。

勉強する科目、教科

勉強科目のネックは国語、数学、英語です。
小学校なら国語と算数(英語があれば英語も)中学では数、英で差が付きます。特に中学校に入ると、数学と英語は出来る子と出来ない子でかなりの差ができ、追いつくのが困難になります。
なぜならこの2教科は積み重ね教科なので、基本が出来ていないと次の単元が全く分からなくなってしまうからです。
苦手は早い段階できちんと克服し、基礎をしっかり固める事が大切です。
だたし、他の教科もおろそかにし過ぎないようにしましょう。最低でも週一回は理科や社会に取り組むことが前提です。
勉強内容としては1日2~4教科、数学と英語(あるいは国語)は必ず含めましょう。この際教科が偏り過ぎないように注意してください。嫌いな教科ばかりだったり好きな教科ばかりでは集中力が持続できません。もちろん、休憩も忘れず取りましょう。

勉強時間と学力

学力の上がり方は十人十色!

勉強時間が多ければ多いほど学力はアップする!…わけではありません。
ほんの少し勉強するだけで簡単にテストで100点取れる才能に恵まれたお子さんもいれば、1日中ずっと勉強しても全く良くならないお子さんもいます。
全てが全て同じではないのです。
しかし、同じ学力、同じ理解度、同じ方法など、条件が等しい場合、時間を費やせばプラスになってもマイナスになることはありません。
学力は必ず上がるのです。

勉強は積み重ねです。
きちんと条件を満たし、お子さんに合ったプランを組みましょう。

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