2月2012

e塾ネットの森とマスコットのeじゅ犬でおおくりする、教育ニュースブログです。

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∪・ω・∪「わんわん。よろしくお願いしますワン」

 

今日は大学ベンチャーの話題です。

 

『迷わず使えるリモコン 千葉大工学部ベンチャーが製品化』

千葉大工学部のデザイン心理学研究室から生まれたベンチャー企業が、商品の第1号としてエアコンのリモコンを作り上げた。高齢者でも迷わず操作できることを狙い、従来のリモコンとは違うイメージを目指した。
この企業はBBStoneデザイン心理学研究所。2009年の設立で、千葉市が中央区のきぼーるに設置している起業支援施設に昨年から入居している。
デザイン心理学の研究室は、全国でも千葉大にしかない。日比野治雄教授によると、従来は主観的でしかなったデザインを、客観的に検証する技術を開発し、特許を出願中。見やすさ・安全性・使いやすさ・印象などの観点から検証するもので、その技術を産業に活用しようとデザインのコンサルタントを業務とする同研究所を立ち上げた。
商品として完成したのは、ダイキン工業が4月に発売するエアコン「ラクエア」のリモコン。卓上に置くことを想定し、横12センチ、縦9センチほどの四角形。温度調節のダイヤルを兼ねた「運転開始」の大きなボタンのほかは「停止」「切タイマー」しかスイッチはない。
日比野教授によると「あまりボタンが多いと混乱するが、少なすぎるのも不安になる」といい、「風量」「風向」などのスイッチは半透明のカバーで隠した。「年に1回しか使わないスイッチでも、あることがわかると安心する」という心理が働くという。
高齢者を対象にした検証では、操作の時間が3分の1になったという。
同研究所の日比野好恵代表は「生活者の安全、安心のために、科学的な裏付けのあるデザインを普及させたい」と語った。(asahi.com)

 

大学の研究室から生まれた商品が、実用化されるというお話です。

 

∪・ω・∪「デザイン心理学って何だワン」

 

詳しくは知りませんが、この場合は直感的に操作できるインターフェイスに関わる研究のようです。

 

∪・ω・∪「いんたーふぇーす?」

 

リモコンとか、コントローラーとか、キーボードとかです。

操作したり、入力したりするものをインターフェイスと言います。

 

∪・ω・∪「うむ、よくわからんワン」

 

えーっと、要するに説明書無しでも、操作しやすいものを作っていると言う事ですね。

 

∪・ω・∪「なんとなく、分かったことにしておくワン」

 

そうしてもらえると助かります。

別にインターフェイスについて述べるのが本題ではありませんので。

 

∪・ω・∪「本題で無い上に分かりにくい話とか、最悪だワン」

(なんでそんな言い方をするかな)

 

えっと・・・、本題は大学と企業の関係についてです。

大学は教育機関であり、研究機関でもあるという、二つの側面を持っています。

教育機関としての大学というのはイメージしやすいかと思います。

 

∪・ω・∪「大学を卒業して、社会人になるワン」

 

そういうことですね。

大学で得た知識や経験を元に、社会に出て活躍するということです。

大学は社会人になるための準備段階の一つとして、教育機関です。

 

∪・ω・∪「研究機関というのは、発明とかそういうことワン」

 

そうですね。

大学は研究機関として非常に重要です。

研究機関としての大学の存在価値を論じるときには、民間の研究機関との差が大切です。

従来言われてきたのは、基礎研究や文化研究としての価値が高いと言う事です。

 

∪・ω・∪「基礎研究、文化研究って何ワン?」

 

読んで字のごとく、基礎的な研究や、文化的な研究です。

それぞれがどういった内容かと言うより、分かりやすくいってしまうと、あまり利益に繋がりにくい研究と言う事が特徴です。

 

∪・ω・∪「お金儲けに繋がらないワン」

 

最終的には繋がるにしても、今すぐ役に立つ訳ではないというのが正しいと思います。

例えば、歴史研究や文学研究を考えてみると分かります。

源氏物語の研究をしている研究室もあると思いますが、源氏物語の新たな事実が明らかになっても、われわれの生活には何の影響も与えません。

あるいは、江戸時代の東北の人々の暮らしが分かっても、やはり私たちにとって大きな価値は無いでしょう。

 

∪・ω・∪「文系批判だワン」

 

理系も同じですよ。

最近の研究はものすごくミクロになっていて、その研究単体で役に立たないものは沢山あります。

木材に電流を流して、電気の流れ方を見ている研究をしている所だってあります。

 

∪・ω・∪「・・・何の役に立つワン?」

 

まあ、色々理由はあるんですが、こういう風に基礎研究というのは、利益発生に乏しい部分があるわけです。

そういった中で、この不景気が続く中で、大学は世間の役に立たない研究ばかりしていていいのかという疑問が生まれるのです。

 

∪・ω・∪「せっかく賢いのだから、もっと役に立つ事をして欲しいワン」

 

そういう意見ですね。

でも、本当にそれでいいのでしょうか。

基礎研究が後で役に立つこともあるわけです。

基礎研究の先に大きな発見があるかもしれません。

 

∪・ω・∪「じゃあ、文化研究はどうワン」

 

逆に聞きましょう、歴史や文学の研究・勉強は一切必要ないと思いますか?

 

∪・ω・∪「・・・なんだか分からないけど、無いのはマズイ気がするワン」

 

大体、皆さん同じ意見じゃないでしょうか。

そういう中で、基礎研究や文化研究は続いて来たわけです。

そして、そういった研究の独自性を維持するためにも、従来日本の大学と言うのは利益を追求する活動とは、距離を置いている部分がありました。

 

∪・ω・∪「元々利益を生まないことをしているんだから、当たり前ワン」

 

でも、役に立つ事をやっている人たちもいるわけです。

今回の例は分かりやすいですよね、『使いやすい機械』を大学の研究室が作るわけです。

 

∪・ω・∪「よい事だと思うワン」

 

『何』が良いのでしょうか。

 

∪・ω・∪「え?・・・その質問の意味が分からないワン。使いやすい機械があれば皆が嬉しいワン」

 

その通りだと思います。

よい側面として、大学で行われた研究内容が社会に役立つと言うのは非常に良い事です。

また、加えて、教育機関としても価値があります。

商品化されたと言う事は、より社会での研究活動に近い内容の研究がおこなわれていると言う事です。

 

∪・ω・∪「すばらしいワン」

 

ではこの『良い』事を突き詰めるとどうなるでしょうか。

 

∪・ω・∪「さっきから、話がくどいワン」

 

・・・大事なことなんですよ。

これを突き詰めると、社会にすぐに還元できる研究が良い研究と言う事になりかねません。

まして、教育的な価値も高いと言う事ですから、大学としてはなおさら良いということになります。

ですが、大学の予算も人員も有限です。

では、どちらを優先するべきでしょうか。

 

∪・ω・∪「・・・社会に還元できる研究ワン」

 

合理的な結論はそうなります。

でも、基礎研究や文化研究は減らす方が良いのでしょうか。

 

∪・ω・∪「・・・駄目ワン」

 

そうなんです。

実は大学研究と企業の繋がりと言うのは、基礎研究や文化研究を減らすと言う事に繋がりかねない部分があるのです。

実際に文系の学部の予算獲得が難しくなってきていると言う事例もあるようです。

 

∪・ω・∪「じゃあ、大学ベンチャーや企業との合同研究は無い方が良いワン?」

 

いえ、大学にある優秀な人たちの研究を、社会に早く還元するのはとても良い事です。

 

∪・ω・∪「何が言いたいか分からなくなってきたワン」

 

大切なのは、それが大学の本分ではないという事を理解して行動する事ではないでしょうか。

副次的な価値として捕えなければいけないと言う事です。

 

∪・ω・∪「スポーツ選手がやる、ボランティアみたいなものワン」

 

・・・違うような、合ってるような。

とにかく、大学ベンチャーや企業との提携は良いと思いますが、それ以外の価値も忘れずに、大学と言う研究機関教育機関を見ておかないと、利益優先では民間企業と変わらなくなってしまうと言う事が言いたいわけです。

 

∪・ω・∪「ずいぶん遠回りな話だったワン」

 

基本的には『良い』事なので、批判したいわけじゃないので、きちんと伝えるのが難しい内容なんですよ。

 

∪・ω・∪「八方美人な話し方をするからワン」

 

なんか、いつも一言きつくないですか。

 

∪・ω・∪「今日は残業だったワン。早く帰って寝るワン」

(残業?)

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∪・ω・∪「わんわん。よろしくお願いしますワン」

 

今日は不登校の生徒が、学校に通えるようになるまでの課程の話です。

 

別室当校で満足、教室復帰へ 京都府教委アンケート

京都府教育委員会が、登校しても教室に入れず、小中学校の相談室や保健室で過ごす「別室登校」の子どもや保護者を対象に初めて実施したアンケートで、別 室登校で得た満足感が教室復帰につながっていることがわかった。府教委は「別室登校への理解を深め、指導に生かしたい」と、22日に京都市内で開く交流会 で結果を報告する。
府教委の実態調査(京都市除く)によると、2009年度に公立小25・8%、公立中77・8%で別室登校が行われ、小学生の0・2%、中学生の1・1% が経験していた。アンケートは、教室復帰への道筋を探ろうと、昨年夏に実施。別室登校の経験がある子どもと保護者計78人と教員255人が回答した。
アンケートによると、別室での先生との関係や勉強に加え、別室外の同級生との交流などに満足している子どもが教室復帰しやすいことがわかった。府教委は、復帰に向けた心の準備が整えば、学校行事への参加や友だちとの交流が復帰を促すと分析している。
また、教員への聞き取り調査によって、小学生は休み時間などに学級の児童と交流する「教室とのつながり」を、中学生は教員が気持ちをしっかり聴く「個別 の関わり」を重視するなど、成長に合わせた接し方が効果的であることがわかった。別室登校があったため不登校にならなかった、とする保護者の意見もあっ た。
交流会は上京区のルビノ京都堀川で午後1時15分から開く。香川克・京都文教大准教授(学校臨床心理学)の講演やフリースクール「アウラ学びの森 知誠館」(亀岡市)の実践報告がある。(京都新聞)

 

別室登校と言うのは、学校に行く事が出来ない生徒が教室に行くのは心理的なハードルが高い為、保健室や図書室、人のいない教室等に登校することを言います。

不登校の生徒に対する対応としては、一般的な手段の一つです。

 

∪・ω・∪「じゃあどうして取り上げたワン?」

 

大切なのは、統計として改善に向けた価値のある取り組みだと分かったと言う事です。

 

∪・ω・∪「やっぱり良くわからないワン?」

 

不登校に対する対応は、効果があると言えるものは今まで殆どありませんでした。

はっきり言ってしまえば、現場で誠心誠意取り組むという対応以外、明確な方針を立てるのは難しかったのです。

 

∪・ω・∪「そうはいっても、色々学校はやっているワン」

 

勿論、努力はしています。

では、不登校になった生徒はどのように対応するのが正しいのでしょうか。答えられますか?

 

∪・ω・∪「・・・そんな事言われても・・・、場合によって違うし、無理ワン」

 

そうです。

場合によって異なるから、なんとも言えないですよね。

それも正しいのですが、さらに突き詰めて考えてみましょう。

じゃあ、どんな場合なら、どんな手段が効果的であると言う事が言えますか。

 

∪・ω・∪「・・・分からんワン」

 

そうなんですよ。

何となく、一つひとつの事象が個人の事情によるものなので、個別に対応すれば良いという思い込みがあったりします。

しかし、実際には何をしていいのかは方針すら立てる事が出来ないんです。

 

∪・ω・∪「そう考えると、現場の先生も大変ワン」

 

本当に、現場の方々の努力には頭が下がります。

そんな中で、統計ですから誰にも当てはまる方法では無いとはいえ、方針として『別室登校』という手段が効果的であるという事が示されたのはとても重要なことだと思います。

 

∪・ω・∪「不登校の生徒がいたら、とりあえず別室登校を考えてみれば良いと言う事ワン」

 

そうです。

勿論、さっきも出たように一つひとつの案件が異なるため、方法論はもっと必要だと思います。

ですが、こういった形で取り組み方というのを、ある程度定型化していく事は大切だと思います。

 

∪・ω・∪「でも、ひとりひとりの事情が違うという事と、定形化した方が良いというのは逆じゃないかワン?」

 

それは、運用上の問題点に対する、正しい指摘だと思います。

確かに、とにかく別室登校さえさせていれば良いというのでは、不登校は解決できないと思います。

 

∪・ω・∪「じゃあ、何の価値があるワン?」

 

さっき、自分で言ったじゃないですか。

『とりあえず』やる事が大切だと言う事です。

 

∪・ω・∪「なんかあんまり良い言葉に聞こえないワン」

 

そんな事は無いです。

不登校の生徒に対して、何を求めるかと言うのは幅が広すぎて、個人の先生の考えに左右されすぎます。

逆に言えば、何も思い付かなければ、何も出来ないと言う事です。

白紙を渡されて、何かをかけと言われるのと同じです。

 

∪・ω・∪「作文はテーマが自由だと、何を書いていいか分からないのと同じワン」

 

そこに、別室登校という指針があるだけで、ずいぶんとやりやすくなるはずです。

アクションを起こせば、それに対して生徒がどう反応するかを含めて、さらに状況に対する理解が深まるはずです。

 

∪・ω・∪「なるほどワン。でもだとすると、方針が一つじゃ足りないワン」

 

それはその通りです。

だからこれから、こういった調査を強化して、一般的な対応策の数を増やしていく事が重要だと思います。

それが出来たら、不登校に対する対応の質と言うのが、全国的にずいぶんと上がっていくのではないでしょうか。

 

∪・ω・∪「教育委員会とかは何をしているのか良くわからないけど、そう言う事もやっているワン」

 

そうですね、そう言う事に気付く事が出来るよう、もっと頑張って欲しいですね。

 

∪・ω・∪「昨日は僕も『別室登校』だったワン」

 

え?どういうこと?

 

∪・ω・∪「朝いきなり職員室に連れて行かれて、一日絞られたワン」

(一体何をしたんだろう)

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∪・ω・∪「わんわん。よろしくお願いしますワン」

 

今日は高校のあり方を変えるという取り組みについてです。

 

「3年で卒業しなくていい」都立高の開設検討

東京都教育委員会は9日、3年間で卒業することを前提にしない全日制普通科高校の開設の検討に入った。「焦らずじっくり力をつける」ことを目標とし、学力が不十分なまま卒業するのを防ぎつつ、留年がきっかけで中途退学するのを防ぐねらいだ。「公立高では全国的に例がない取り組み」としている。東京都教育委員会は9日、3年間で卒業することを前提にしない全日制普通科高校の開設の検討に入った。「焦らずじっくり力をつける」ことを目標とし、学力が不十分なまま卒業するのを防ぎつつ、留年がきっかけで中途退学するのを防ぐねらいだ。「公立高では全国的に例がない取り組み」としている。そこで、3年で卒業できなくても勉強を続けやすい新たな形の高校作りを始めることにした。留年した生徒だけを集めたクラスの設置など、柔軟なクラス編成について検討する。

 

今までの日本の公共教育のあり方からは逸脱した、「べき論」の導入検討です。

 

∪・ω・∪「『べき論』というのはどういうことだワン?」

 

進級するからには、課題を理解できているべきである、と言う意味でのべき論です。

例えば高校2年生になったからには、高校1年生の勉強は出来るはずだという考え方ですね。

 

∪・ω・∪「無茶言うワン」

 

・・・そこまで全力で否定してしまうと、勉強する意味ってものが無いと思いますが。

 

∪・ω・∪「こっちは3日前の事を思い出すのも大変ワン」

 

もうちょっとしっかり勉強して下さい。

まあ、そこまで乱暴な導入の仕方はしないと思いますが、学力低下にメスを入れるという意味では価値はあるのではないでしょうか。

 

∪・ω・∪「前と言ってることが違うワン」

 

はい?

 

∪・ω・∪「前は、公教育にレベル別学習は必要ないと言っていたワン」

 

えーっと、こちらの事かな。

今の日本の教育では、レベル別の教育はそこまで必要無いのじゃないかと言う意見を述べさせていただきました。

 

∪・ω・∪「二枚舌だワン」

 

人聞きが悪いなあ。

でもまあ、言っている事は分かります。

ただ、レベル別教育と今回の制度とはちょっと違うという事を考えてみて欲しいと思います。

 

∪・ω・∪「何が違うワン?」

 

確かに、この制度だとレベルが同じ生徒を集めて授業をしようとしているように思えるかもしれませんが、根本的にはちょっと異なります。

どちらかと言うと、課題をクリア出来ない限り進級できない制度なので、個人に合わせた授業内容を指導するための制度と言えると思います。

 

∪・ω・∪「???よく分からんワン」

 

レベル別指導と言うのは、たとえば同じ高校2年生をAB二つのグループに分けて授業を行って、Aはレベルの高い授業、Bはレベルの低い授業を行うと言う内容です。

 

∪・ω・∪「そこは分かるワン」

 

今回の制度と言うのは、高校2年生全体では同じ事業を行っています。でも良い点数が取れなかった人たちについては、高校3年生になれませんと言う事です。もう一度高校2年生をする事になります。

 

∪・ω・∪「・・・留年ワン」

 

そうですね。つまり明確な成績の目標点を定めて、それに至らない場合は留年となる制度を作ろうと言う事です。

そうする事で、高校3年生の授業は、全ての生徒が2年生の勉強をある程度以上のレベルでクリアしている前提で進める事が出来ます。

レベル差により、同じ授業を受けていても分からない人と、分かり切っているから退屈な人が出るという問題を、回避できるという考え方です。

 

∪・ω・∪「今までの留年と、何が違うワン」

 

そこがポイントですね。

従来の日本の教育では「留年は恥ずかしい事」というイメージが付きまとっていたと思います。

 

∪・ω・∪「確かにそうワン」

 

それが問題点となって、留年させることが難しくなっている傾向があるかと思います。

端的な問題点を指摘しておくと、卒業に必要な学力と、受験合格に必要な学力の差が顕著です。

 

∪・ω・∪「卒業するのは簡単ワン」

 

その通りです。

でも卒業すると言うのは本来は高校の学習を全て終えたと言う意味のはずなんです。であれば卒業時点で一定以上の学力が備わっていなければいけません。

しかし日本の学校は今までそう言うシステムではありませんでした。

結果として、学力を重視しない学校教育になってしまっていると言えます。

 

∪・ω・∪「つまり留年を当たり前にする事で、勉強をさせると言う事ワン」

 

単純に言うとそう言う事です。

 

∪・ω・∪「でも、そんな制度を作ったとして、留年を受け入れられるものなのかワン?」

 

うーん。

まあ、千里の道も一歩からというところじゃないかと思います。

どうしても、他の人が進級していく中、自分が留年した場合はモチベーションの低下などは引き起こされてしまう可能性はあると思います。

でも、勉強をしっかりと終えて卒業すると言うのは、非常に大切です。

それに、この制度が小学校中学校まで広がれば、学力低下のきっかけを早期につかめる事になると思います。

 

∪・ω・∪「小学校中学校で、留年するワン?」

 

そうです。

現在の学力低下の原因の中には、授業について行けないまま進級しているという点があるように感じます。

それぞれの学年に必要な学力が無いまま授業を受ける、分からない、成績が下がる、進級する、というような負のループにはまってしまい、どうにもならない生徒がいます。

 

∪・ω・∪「留年して、もう一回同じ事をやればいいと言う事ワン?」

 

2回目の同じ学年なら、成績アップも望めると思います。

一度成績が上がると、意外と高い成績を維持できるケースも多いかと思います。

落ちこぼれ対策としてはこれ以上のものは無いのではないでしょうか。

 

∪・ω・∪「なんというか、良い事ずくめに聞こえるけど、信じられないワン」

 

まあ、良い事ずくめという訳でもないですけどね。

じゃあ、卒業できない生徒はどうするのかとか、留年の基準はどのレベルにおくのかとか、課題も山積みだと思います。

そもそも、学校の勉強の良しあしで卒業年度が遅れると言う事は、それだけ社会に出る事が遅れると言う事です。

社会人として必要な勉強を学校が教えているわけでもないのに、そうなってしまう事が正しいのかと言う疑問もあります。

 

∪・ω・∪「なんか一気に駄目な制度に聞こえてきたワン」

 

とはいえ、試みる価値はあると思います。

逆にそうする事で、勉強が出来る卒業生が多く出た時、その事に価値があるのか改めて考える材料になるのではないでしょうか。

 

∪・ω・∪「モルモットだワン?」

 

悪い言い方をするとそうですが、長い間取り組まれる事の無かった、「高校教育を受けたからには、最低限出来るべき事」というのを体現する取り組みには、価値があると思います。

結果の検証まで入れると、まだまだ長い道のりだと思いますが、是非見守っていきたいと思います。

 

∪・ω・∪「うーん、でも留年はしたくないワン」

 

勉強すればいいじゃないですか。

 

∪・ω・∪「勉強もしたくないワン」

(コイツは・・・)

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∪・ω・∪「わんわん。よろしくお願いしますワン」

 

今日は新しい教育制度の試みについてのお話しです。

 

<茨城・つくば市、全校で小中一貫教育 4月から>
城県つくば市は4月から、すべての市立小学校と中学校で小中一貫の9年間の教育を始める。施設一体型の春日小中学校が新たに開校するのを機に、ほかの14中学校でも校舎は既存のままで小学校と連携した施設分離型の小中一貫教育を実施する。県教委によると、一部の学校での小中一貫教育は水戸市やつくばみらい市などで実施しているが、全域で取り組むのはつくば市が初めて。
小中一貫教育は、中学へ進学する際に不登校や問題行動が増えたり、学習についていけなくなったりなどする「中1ギャップ」の解消や、9年間を見通して弾力的にカリキュラムを組むことができるなどの利点があるという。自治体が全域で始めたのは、2006年の東京都品川区が最初で、大阪市や広島県呉市などでもすでに実施。横浜市も新年度から予定している。
つくば市では、08年の吾妻中を最初に、並木中、高崎中など今年度まで5中で施設分離型の一貫教育を試験的に始め、中学校の教諭が小学校で授業をしたり、小中学生が学校行事を合同でしたりしている。これを、新年度からは全域に広げる。(asahi.com)

 

小中一貫校の話題です。

 

∪・ω・∪「中高一貫校は良く聞くけど、小中一貫校はあんまり聞かないワン」

 

そうですね。

私立の中学校は、中高一貫校が多いので、そちらの方がイメージしやすいかもしれません。

 

∪・ω・∪「中高一貫と、小中一貫だとどこが違うワン」

 

では、それぞれに特徴を考えてみましょう。

イメージしやすい中高一貫校から行きます。

中高一貫校の勉強のターゲットは、大学受験です。

大学受験と言うハードルを乗り越えるために、中学校と高校の勉強をセットで考えます。

なので、中学校の勉強も、高校の勉強を出来るようになる為のステップとして指導します。

先を見越したハイレベルな教育が特徴と言えます。

 

∪・ω・∪「小中一貫校はハイレベル教育が目的ではないワン?」

 

小中一貫校の目的は、高校受験が目的と言うよりは、生徒のレベルに大きな差がつくのを防ぐのが目的と言えます。

 

∪・ω・∪「どういうことワン?」

 

現在の中学校の問題点として『中1ギャップ』という事が言われています。

これは、中学生になったとたん、環境の変化に戸惑って適合出来なかったり、トラブルが起こったりする事を指します。

勉強で言えば、内容が難しくなったり、定期テストが始まったりした時、小学校までのやり方から切り替えが出来ずに、成績が下がったりしてしまう現象です。

成績表の出し方が変わったりして、勉強の重要度が一気に変わる事も影響しています。

 

∪・ω・∪「確かに、中学校にはいると、いきなり5段階評価になるワン。順位が出るようになる事も多いワン」

 

そういう変化に適応できず、成績が下がってやる気を失ったり、勉強量を増やすタイミングが遅れて、落ちこぼれてしまうケースが多くみられます。

小中一貫教育は、この『中1ギャップ』を和らげるのが大きな目的の一つです。

小学校の間から中学校の勉強を意識するのは勿論です。

加えて、小学校の生徒に関する情報がダイレクトに中学校に伝わる事で、事前に遅れがちな生徒をチェックしておく事も出来ます。

 

∪・ω・∪「先生同士の情報の共有が出来ると言う事ワン」

 

これは大きなメリットになり得ます。

そういう意味では、中高一貫教育は高いレベルの生徒のための教育であるのに対して、小中一貫教育は低レベルな生徒を底上げ出来る教育と言えるかもしれません。

 

∪・ω・∪「賢い生徒は中高一貫校に、ちょっとアレな生徒は小中一貫校に行くと良いワン」

(ちょっとアレって何だ?)

 

そんなに露骨に分けられるものでもないとは思いますが・・・。

とにかく学力の低下が問題視される昨今においては、非常に興味深い取り組みと言えると思います。

 

∪・ω・∪「他にも注目に値する事があるワン」

 

え?

 

∪・ω・∪「部活のあり方が変わるかも知れないワン」

 

というと?

 

∪・ω・∪「小中一貫校だと、小学生が中学生の部活に参加できるワン」

 

そう言う事もあるかもしれないね。

 

∪・ω・∪「すると自分よりずいぶんレベルの高い相手に触れる事が出来るワン。どうしても小学校の部活は、小学生同士で競争するから、見本になる人が居ないケースが多いワン。それが変るかもしれないワン」

 

なるほど。

気付かなかったけど、そういう面でも面白い刺激があるかもしれませんね。

 

∪・ω・∪「気付かないのは、目が節穴だからワン」

(なんで、そんな言い方するかな)

 

勉強にも部活にも、どんな影響が出るのか、これから注目の制度だと思います。

 

∪・ω・∪「目玉の代わりにビー玉でも入れておくといいワン」

(言い方が怖い・・・)

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∪・ω・∪「わんわん。よろしくお願いしますワン」

 

今日はふるさと学習についてのお話です。

児童収穫の米で料理 兵庫・篠山、教諭はイノシシ仕留める
http://www.asahi.com/edu/news/OSK201202020065.html
兵庫県篠山市立味間小学校で、3、4年生が「ふるさと学習」として、稲刈りをして収穫した米などを使った収穫祭を開いた。
3年生83人は調理室で地元の黒豆を煮豆にし、教諭が仕留めたイノシシの肉でしし汁、米をまきで炊いておにぎりを作った。地域の人たち約10人も手伝った。4年生80人は農家に自分たちで収穫した米と、もち米を交換してもらい、ミーティングルームで、もちつきをして楽しんだ。 (asahi.com)

 

なかなか独創的な授業内容ですね

 

∪・ω・∪「・・・何の基準でこの記事を選んだワン?」

 

最近、公教育の制度の内容が多かったから、たまには良いかなと思いまして。

面白いじゃないですか、特に教諭が狩った猪というあたりなんか、すごいですよね。

 

∪・ω・∪「そもそもふるさと教育って何ワン」

 

地域の特徴に触れることで、地域に対する理解を深めるのが故郷教育です。

農作業をやってみたり、地元の大人の話を聞いたり、色々と形はあるようです。

 

∪・ω・∪「なんだか楽しそうなニュースだけど、どこから話をひろげていいか分からんワン」

 

いや、別に無理に広げなくても良いんですけど・・・。

でも、真面目な話もすると、こういった教育が学校で行われているという事については、しっかりと考えた方が良いかもしれません。

 

∪・ω・∪「普通、学校で行う事だと思うワン?」

 

じゃあ学校で教える事って何でしょう。

 

∪・ω・∪「???英数国理社ワン?」

 

そういった勉強の他には。

 

∪・ω・∪「協調性とか、敬語とか、社会常識とか、それこそ地域の事とか色々あるワン」

 

ちょっと多すぎるとは思いませんか?

 

∪・ω・∪「どういう事ワン」

 

多分学校と言う場所に子供が沢山いるものだから、子供に教えたい事は全部学校に集める事になってしまっている気がします。

学校で色々な事を教える事が悪いわけではありませんが、今の学校がこういうことまで指導してくれていると言う事には感謝して、地域全体で学校を助けていく必要があるのではないかと思います。

 

∪・ω・∪「文句ばっかり言うなということワン」

 

悪い所を指摘して直していく事は、必ず必要ですから良いと思います。

ですが、学校が責任を負う範囲を広げる一方で、求めてばかりいると破綻してしまうと言う懸念を持つ事も必要だと思います。

 

∪・ω・∪「どうして突然そんな事を言い出したワン」

 

ブログではまだ取り上げていませんが、学習指導要領が改変されて、勉強の量が一気に増えます。

増えた分、何か減るものが無いと本当はおかしいんですが、そういう話があまり聞こえてきません。

勿論、今までが少なすぎたと言う考え方もあるかもしれませんが、学校が今までやってきた事を、保護者や他の何かが補わなければいけない場合もあるのではないでしょうか。

 

∪・ω・∪「具体的には何ワン」

 

学校によって違うと思いますけど。

場合によってはふるさと学習等に割ける時間が減る可能性はあると思います。

生徒のディスカッションを含めた授業が減るとか。

色々な事は考えられますよね。

 

∪・ω・∪「それを減った減ったと、文句を言ってはいけないということワン」

 

まあ、文句を言ってはいけない訳では無いですが、どちらもやるというわけにはいかない場合もあるということですね。

過渡期ですから、変わる事を受け入れる事も必要だと思います。

 

∪・ω・∪「なんか途中から無理やり真面目な話になったワン」

 

無理矢理でもないですけど。

 

∪・ω・∪「本当は面白ニュースを紹介したかっただけじゃないかワン?」

 

・・・そんなことは・・・ないですよ。

 

∪・ω・∪「正直に言うワン」

 

・・・ちょっと、あったかも。